高等学校の種別は設置者が公立であるか私立であるかで大きく分かれ、それに全日制・定時制・通信制の課程の別が加わって整理されます。千葉県の私立高校はそのほとんどが全日制で、それぞれの建学の精神に則って独自の教育を展開しています。「私学」と言っても公教育の一翼を担っていて、どの私立学校も公立の学校では成し得ない質の高い教育に努めています。
近年、日本社会は少子高齢化、高度情報化等によって生活様式が大きく変貌し、生徒を取り巻く環境も様変わりしてきました。高校教育においても、定められた時程に従って進められる教育とは別に、生徒が「自分の時程」をつくって自分に合ったペースで学べる場が求められるようになりました。
千葉県知事の認可した私立通信制高校は、そのような時代の要請に応えて、生徒一人ひとりと向きあい、全日制高校では十分に成し得ていない「個を大事にした教育」の推進に努めています。ゆったりとした高校生活が送れるように指導体制を整え、社会性や協働性もしっかり培って次のステップに進めさせる通信制高校です。
県内に所在する通信制高校には、他の都道府県の認可を受けて設置されている分校的な施設が見受けられます。「千葉県知事認可の通信制高等学校」がそれらと異なるのは、千葉の地にしっかりと根を下ろして教育に当たっていることです。このサイトで各高校の教育の特色をご覧いただき、進路選択の一助としていただければ幸いです。